2013年12月26日木曜日

だんろのまえで(薪ストーブのまえで)

絵本カフェのホールに主のようにデンと座っているストーブくん。冬になるとおおきなくちをあけ沢山の薪をたべる。30年以上前にスエーデンという国からきたそうだ。












ストーブの傍にいるととてもやすらぐので、ときにウトウトしてしまう。本を読んでいてもポトンと床に落としてしまう。     一冊の絵本をどうぞ


『だんろのまえで』 鈴木 まもる 作    教育画劇刊
   ・・・・・あるひ ぼくは やまの なかで みちに まよってしまいました。 ゆきも ふってきて
さむくて とっても つかれて あるいていました。 いっぽんの おおきな きが あり ドアが
ついています。 ドアを あけました。・・・・・・だんろで まきが パチパチと もえていました。・・・・・

    とっても暖かくなる絵本で、ねむくなるかも?  










                            


2013年12月24日火曜日

冬の絵本何冊か

昨日から雪が降り出し除雪に追われる一日でした。これから雪はシンシンと降り続けます。
 冬・雪の絵本の中から4冊選んでみました。

『急行「北極号」』 C・V・オールズバーグ 絵と文  村上 春樹 訳 あすなろ書房刊
 村上春樹の訳でクリスマスの夜に送るとっておきの絵本です。・・・・・・・・サンタを待つ少年のもとにあらわれたのは、白い蒸気につつまれた謎めいた汽車。その名はー急行『北極号』
  ・・・・・クリスマス・イブの夜中に、ぼくは静かにベットに横になっていた。夜もふけてから、もの音が聞こえてきた。外から聞こえてきたのは、しゅうっという蒸気の音と、金属がきいいっときしむ音だった。窓の外を見ると、なんとうちの前に、汽車がぴたりととまっていた。


『ゆきみち』 梅田 俊作・佳子 さく   ほるぷ出版刊
・・・・・おばちゃんちで、ぼくのおとうとがうまれた。はやくあいたいなあ。
    ぼくは とうちゃんと、雪のふるみちをいそいだ。
私の子どもの頃の田舎の原風景をみているような絵本でした。

『雪のかえりみち』 藤原 一枝 作  はた こうしろう 絵  岩崎書店刊
  ぼくが1年生だったときの冬はとくべつでした。そのときのことをおもいだすと、うちの人がみんなニコニコしだすのです。お母さんなんか、ぼくのおでこをゆびでピンとはねたりします。
   都会の雪風景の絵本です。上二人の子どもが札幌で過ごしていた頃を思い出します。


『ゆきダルムくん』 伊藤 正道 作・絵     教育画劇刊
  ゆきだるまはどこからくるのでしょう?ずっときたのゆきやまにゆきだるまたちはすんでいます。冬になると、ゆきダルマはつよいいかぜにとばされて、ゆきになります。
  ゆきはいろいろなまちにふり、そして、まちにすむこどもたちがゆきだるまをつくるのです。
そのひとつ・・それがダルムというゆきだるでした。はるになりました。ほかのゆきだるまはみんなとけてしまったのに、ゆきダルムはなかなかとけません。「どうして、ぼくだけとけないのかな・・・」
    ちょっと切ないラブストーリーへと展開していきます。

  

2013年12月20日金曜日

クリスマスの絵本

クリスマスがもうすぐです。でも雪が少ないのです。サンタクロースのトナカイのソリが子供たちのところにプレゼントがうまく届くか心配です。
     クリスマスの絵本4冊探しました。

『大草原の小さな家 おおきなもりのクリスマス』ローラ・インガルス・ワイルダー原作
 ルネ・グレーフ絵  しみず なおこ訳  文渓堂刊
多くのファンがいるローラ・インガルスの絵本です。・・・・・・もうすぐクリスマスです。たずねてくる親せきをむかえる準備でいそがしいかあさんを、ローラとメアリも手伝います。パンやアップルパイ、たくさんのクッキーを焼くのです。

  『さむがりやのサンタ』 レイモンド・ブリッグズ さく・え  すがはら ひろくに やく 福音館書店刊
 この絵本も多くのファンがいるレイモンドのさくです。・・・・・・12月24日朝早くサンタさんのねているベットのそばのめざまし時計がリーン・リーンとなりました。さあサンタさん早くおきてこどもたちにプレゼントをくばるじゅんびをしなければ。トナカイにもエサをやらなければ。


『クリスマスをさがして』 T・S・ハイマン作・絵 若林千鶴・訳  金の星社刊
 ・・・・ずうーと昔、クリスマスなんてみたことも、きいたこともないという、小さな女の子がいました。ぐうぜんであったおばあさんは、そういえば、クリスマスと言うものがあったよ、とはなしてくれました。でも、それだけ・・・・。女の子は、クリスマスのことをもっとしりたいと、ずっとおもいつづけていました。とうとうある日、小さな女の子は、クリスマスをさがそうと、このあたりで、いちばん大きな『大雪の森』へむかって出発したのです。とちゅうこころやさしいネコとかなしそうな顔のイヌとするどい声のタカとかしこそうなキツネとなきまねのうまいマネシツグミを共にクリスマスをさがしにいきました。



『サンタクロースっているんでしょうか?』(子どもの質問にこたえて)
 中村 妙子 訳  東 逸子 絵   偕成社刊
・・・・・こどもたちの永遠の不思議。サンタクロースはいるの?ということ
 アメリカで実際にあった話です。8才の少女、バージ二ア・オハンロンちゃんがニューヨーク・サン新聞社あてに「サンタクロースは本当にいるのですか」という手紙を書きました。この返事を新聞社は新聞紙上に載せました。1987年9月21日の新聞でした。なんて書いてあったのでしょうか?

  多くのクリスマスの絵本があります。クリスマスの夜、膝に抱き、クリスマスの絵本を読んであげるのはどうでしょうか。
 

2013年12月8日日曜日

今日もまた特定秘密保護法案について・・・ 

今日12月8日は日米開戦の日、6日深夜の参院本会議で秘密保護法案は成立しました。日米開戦の日、当時の北海道帝国大学(北海道大学)生が軍事機密を漏らしたとしてスパイの濡れ衣をかけられ逮捕。獄中で死亡27歳でした。(レーン・宮沢事件)

 この法案は日本の方向性、「戦争のできる国」に向かわせようとしているのではないでしょうか。
安倍政権の言う「積極的平和主義」ということはこういうことなのですね。この言葉お返ししたいです。「積極的戦争主義?」・・・・。この法案に賛成した政党、及び政治家の行動をよくおぼえておきます。
   絵本カフェ本来のブログに戻りたかったのですが、原発のこととか、今回の法案の成立過程とかをみるに、とても黙っていられなくかきました。  

2013年12月6日金曜日

特定秘密法案を危惧する 


スキー場も雪に覆われてきました。もうじきスキー場は賑わうことでしょう。 久しぶりに投稿します。一言いわずにいられない政治状況です。この法案は、本当に国民を守るものなのでしょうか。そんなことは無いと、歴史を顧みれば嘘とわかります。  ニセコの山から第二次世界大戦中使用された日本の戦闘機ゼロ戦の残骸が発見されました。発見された機体の一部は倶知安町の風土館に展示されています。なぜニセコの山にこの戦闘機があったかというと、ニセコの山頂の冬の気象条件が上空を飛ぶゼロ戦にどのように雪氷がつくのか調査研究機関があったそうです。もちろん軍事機密で山頂に登ることも出来ませんでした。 昭和19年2月、「日本百名山」の著者である深田久弥はニセコアンヌプリ山頂へスキー登山を試みたが、山頂は登山禁止になっているので引き返ったという記述がニセコアンヌプリ紀行に書かれています。深田自身は山頂に何があるか知らなかったらしく軍事機密ということだけが記述されていました。いま自由にスキーや、ボードで滑ることができるアンヌプリの山も軍事機密のもとでは立ち入ることもできなかったのです。
 今一番懸念されていることは原発に関する情報です。今でも少ない情報がますます国民の側に  隠されことが多くなるのではないかと心配です。またこの法案の行く手には「憲法改正」というシナリオが待ち構えているようです。決して『日本が戦争出来る国』にしてはいけないのです。  子供たちが笑みを失うような国にしてはいけないのです。
     この『特定秘密保護法案』は日本の国を間違った方向へと向かわせる危険が大いにあります。私は反対です。