2013年12月24日火曜日

冬の絵本何冊か

昨日から雪が降り出し除雪に追われる一日でした。これから雪はシンシンと降り続けます。
 冬・雪の絵本の中から4冊選んでみました。

『急行「北極号」』 C・V・オールズバーグ 絵と文  村上 春樹 訳 あすなろ書房刊
 村上春樹の訳でクリスマスの夜に送るとっておきの絵本です。・・・・・・・・サンタを待つ少年のもとにあらわれたのは、白い蒸気につつまれた謎めいた汽車。その名はー急行『北極号』
  ・・・・・クリスマス・イブの夜中に、ぼくは静かにベットに横になっていた。夜もふけてから、もの音が聞こえてきた。外から聞こえてきたのは、しゅうっという蒸気の音と、金属がきいいっときしむ音だった。窓の外を見ると、なんとうちの前に、汽車がぴたりととまっていた。


『ゆきみち』 梅田 俊作・佳子 さく   ほるぷ出版刊
・・・・・おばちゃんちで、ぼくのおとうとがうまれた。はやくあいたいなあ。
    ぼくは とうちゃんと、雪のふるみちをいそいだ。
私の子どもの頃の田舎の原風景をみているような絵本でした。

『雪のかえりみち』 藤原 一枝 作  はた こうしろう 絵  岩崎書店刊
  ぼくが1年生だったときの冬はとくべつでした。そのときのことをおもいだすと、うちの人がみんなニコニコしだすのです。お母さんなんか、ぼくのおでこをゆびでピンとはねたりします。
   都会の雪風景の絵本です。上二人の子どもが札幌で過ごしていた頃を思い出します。


『ゆきダルムくん』 伊藤 正道 作・絵     教育画劇刊
  ゆきだるまはどこからくるのでしょう?ずっときたのゆきやまにゆきだるまたちはすんでいます。冬になると、ゆきダルマはつよいいかぜにとばされて、ゆきになります。
  ゆきはいろいろなまちにふり、そして、まちにすむこどもたちがゆきだるまをつくるのです。
そのひとつ・・それがダルムというゆきだるでした。はるになりました。ほかのゆきだるまはみんなとけてしまったのに、ゆきダルムはなかなかとけません。「どうして、ぼくだけとけないのかな・・・」
    ちょっと切ないラブストーリーへと展開していきます。

  

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